「実際、Webライターはどのぐらい稼げるのだろう?」
「Webライターって、副業で取り組めるの?」
根気は必要ですが、未経験から会社員が副業でWebライターをはじめても月3万円を稼ぐことは難しくありません。
この記事では、会社員だった私が未経験からWebライターで月3万円稼いだ具体的な手順をご紹介します。
記事の最後に「Webライターを始める準備をしている社会人」が気になっている情報をまとめた質問コーナーを設けたので、ぜひご覧ください。
会社員が副業のWebライターで月3万円稼ぐ具体的なイメージ
会社員が副業で月3万円を稼ぐには、文字単価と報酬の関係について知りましょう。
文字単価とは
1文字あたりの執筆で発生する報酬のこと。
文字単価の相場は下記にまとめたの表の通りです。
初心者 | 0.2円〜1円 |
中級者 | 1円〜3円 |
上級者 | 5円以上 |
仮に文字単価1円で月30時間稼働した場合、1時間で1,000文字執筆すれば月に3万円に到達します。
文字単価1円で1分間16文字〜17文字書けば、月3万円達成です。
リサーチや執筆にかかる時間は慣れれば徐々に短くなるので、月3万円というのは現実的に達成不可能な数字ではありません。
Webライターの月収イメージ計算ツール
Webライターの月収をイメージしやすいように、計算ツールをご用意しました。
ライター生活のイメージを掴むためにご活用ください。
【ツールの使い方】
① 目標月収を「収入/月」に入力する。
② 想定される数値を入力すると、一番下の灰色の枠内に計算結果が表示される。
※ 「収入/月」 : 目標月収を入力
「文字単価」 : 1文字あたりの単価を入力(計算結果:必要な文字単価)
「稼働時間/月」 : 1カ月に稼働できる時間を入力(計算結果:稼働が必要な時間)
「執筆文字数/時間」: 1時間あたりに執筆できる文字数を入力(計算結果:執筆が必要な文字数)
未経験からWebライターで3万円稼ぐための具体的な6つの手順
会社員が未経験からWebライターで稼ぐための具体的な手順を、6つに分けてご紹介します。
順番に取り組んで、月3万円の副収入を獲得しましょう!
1. パソコンと通信環境を用意する
会社員が未経験からWebライターで稼ぐには、仕事環境の整備が必須です。
現在自宅にインターネット環境がある方は、パソコンだけ購入すればOK。
下記の3つがあれば、外でも長時間仕事ができて便利です。
Webライティング用のパソコンはCPUが8GB以上、3万円より高いものを購入しましょう。
CPUが小さく安すぎる機種は動作がカクカクして作業に支障が出ますが、数十万円の高いパソコンを買う必要はありません。
2.クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトで、案件を探します。
ひとまず、登録するクラウドソーシングサイトは下記の2社だけでOK。
3つ以上のクラウドソーシングサイトに登録してしまうと、プロフィールを作るだけで疲れてしまうのでおすすめしません。
上記の2社は知名度が高く、運営元もハッキリしています。
大手で案件数も多く、初心者でも仕事が探しやすいクラウドソーシングサイトです。
今回は、クラウドワークスでの案件応募を基本として解説しています。
3.丁寧にプロフィールを作りこむ
クラウドソーシングサイトに登録したら、プロフィールを作り込みましょう。
プロフィールの作成で大切なことは「こんな方と仕事がしたい」と思われるように意識することです。
プロフィールを作り込めば、採用率が3〜4倍に跳ね上がることも。
雑で見にくいプロフィールだと「執筆する記事も見にくそう」という印象を与えてしまいます。
4.応募する案件を探す
プロフィールを作り込んだら、応募する案件を探します。
上記のように、おいしい条件や、なぜかお金を払わせるような文言を提示している案件には要注意です。
テストライティングを利用した搾取案件や、怪しいWebライティングスクールへの勧誘案件の可能性があります。
執筆できる案件が見つかったら、応募要項に沿って提案文を作成し応募しましょう。
5.テストライティングに挑戦する
書類選考を通過すると、多くの場合テストライティングを行います。
テストライティングで最低限守るべきポイントは、下記の4つです。
テストライティング通過後は、面接が設けられている場合もあります。
6.記事を納品して報酬を受け取る
テストライティングや面接に合格したら、いよいよ本格的に執筆作業開始です。
未経験からWebライターで月3万円稼ぐには、基本的なことを着実に行いましょう。
Webライターの業界は「誰でも稼げる!」のような煽り文句が横行しているせいか、基本的なことすらできていないライターも数多いのが現状です。
基本的なことを丁寧に行えば、文字単価アップも夢ではありません!
Webライター月3万円達成のポイント4つ!
会社員が未経験からWebライターで月3万円を達成する秘訣を、4つご紹介します。
単価が低いタスク案件は安定した収入の確保につながりにくいため、おすすめしません。
実績づくりを除き、タスク案件は避けて応募するのが無難です。
文字単価0.2〜0.5円の案件もはじめの1〜2件お試しで取り組み、基本的に応募を避けましょう。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサイトのプロフィールを充実させると、案件の採用率が上がります。
例えば、あなたが採用する側で、下記の2人のWebライターから提案文を提出されたらどちらを採用しますか?
なお、提案文のクオリティやテストライティングの結果に差はないものとします。
プロフィール
名前 :(空白)
年齢 :(空白)
職歴 :(空白)
自己PR:(空白)
備考 :(空白)
プロフィール
名前 :まりも(ペンネーム)
年齢 :30代前半
職歴 :営業職
飲食店での接客
自己PR:誰にでも分かりやすい文章を提供致します!
~中略~いつでもご相談ください。
備考 :得意なジャンル 美容系記事
稼働時間 10:00~18:00
稼働日 平日のみ
プロフィールが全て空白だと「え…本当にWebライターとして活動してるのかな…?」と不安になりますよね。
プロフィールがきちんと充実していれば、人柄も推しはかりやすく採用につながります。
収入が安定しやすい案件を選ぶ
下記の条件で案件を絞り込むと、専門性は低めで単価が安すぎない継続的な仕事がいただけるため月3万円の収入が確保しやすくなります。
はじめはカテゴリを執筆できそうなジャンルに絞り込み、求めるレベルを「初心者」にすると応募しやすいためおすすめです。
実力に合わせて文字単価のアップを狙う
未経験からWebライターで月3万円稼ぐには、少しずつ文字単価を上げましょう。
獲得案件数 | 案件 | 文字単価 |
---|---|---|
1〜2件 | タスク案件 プロジェクト案件 | 文字単価の高い案件 文字単価0.2円〜0.8円 |
3〜4件 | プロジェクト案件 | 文字単価1円 |
5〜6件 | プロジェクト案件 | 文字単価1円〜2円 |
徐々に実績をつけながらステップアップし、単価アップを狙います。
案件への応募は、落ちてあたり前という気持ちで臨みましょう。
「あ〜、悪くないけど人数埋まっちゃったしな…。」
「応募しっぱなしだけど、実はもう人数いらないしな。」
上記のような理由で落ちることも珍しくありません。
応募した案件に落ちても、工夫しながら応募に挑戦し続けることが大切です。
ブログを開設する
本気でWebライターとして活動するなら、ブログの開設も検討しましょう。
初心者Webライターのブログ開設には、案件獲得以外のメリットも多いのでおすすめです。
ブログを開設したら、執筆した記事のURLをポートフォリオとして提案文に掲載しましょう。
本気度も伝わり、採用率が2〜3倍跳ね上がります。
会社員が副業でWebライターをするメリットとデメリット
会社員が副業でWebライターを行うメリットとデメリットをまとめました。
メリットとデメリットから、向き不向きやWebライティングに取り組む上での課題を見つけられます。
メリット①:失敗しても損失が少ない
Webライターは、他の副業に比べて失敗した場合の損失が少ないです。
Webライターは、ぶっちゃけライティングの本を数冊読んで勉強すれば必要最低限の知識は学べます。
プログラマーやWebデザイナーより、専門知識が少なく勉強代がかかりません。
(筆者はプログラマーとWebデザイナーに挑戦して、挫折しました。)
パソコンなどの大きな額の投資も、他の副業や家計簿、ゲームなどの趣味に転用すれば無駄にはなりません。
メリット②:自宅やカフェで作業できる
Webライターは場所や時間を選ばずに仕事ができるので、副業にぴったりです。
思い立ったとき、パソコンを開けばすぐに仕事に取り組めます。
配達員やポスティングでの副業は、着替えて外に出て、場所は指定されていて…と時間やタイミングを選びにくいです。
いつでもどこでも、自由に稼げるのはWebライターの大きなメリットでしょう。
メリット③:人間関係のストレスが少ない
Webライターは、対人関係のストレスが少ない副業です。
Webライターは下記のような環境で仕事をしています。
1人で黙々と作業するのが得意な方にとっては、快適でストレスの少ない副業です。
メリット④:自力で稼げるスキルが身につく
Webライターになって自力で稼ぐことは、人生の選択肢を増やし自由に生きることにも直結しています。
「キャンピングカーで旅しながら生活するのが夢!」
「ノマドワーカー・在宅ワーカーに強い憧れがある!」
「現場仕事から在宅ワークに移行したい!」
Webライターという仕事が、今の仕事を続けながら憧れの生活への土台を作るチャンスになるかもしれません。
デメリット①:はじめは稼げない
Webライターのデメリットは、はじめは稼げないことです。
私もWebライターを始めた初月は、3,000円弱しか稼げませんでした。
今では月に5万円以上稼げるようになっています。
このように、当たり前のことをコツコツ続けていれば、月3万円は夢ではありません。
工夫をしながらコツコツ取り組めば、だんだんと稼げるようになります。
デメリット②:安定性がない
基本的にWebライターの収入には、安定性がありません。
Webライターの収入に安定性がないのは、下記のような5つのリスクが懸念されるためです。
Webライターの収入を安定させるには継続案件を請け負って真面目に取り組み、少しでも長く継続することが大切です。
また、複数の案件を掛け持ちしてリスクヘッジしましょう。
デメリット③:1人で作業する必要がある
Webライターは1人で淡々と作業するため、日常的に人とのコミュニケーションが必要な方にはあまり向いていません。
基本的に、一人で淡々と文章に向き合う仕事だからです。
人との関わりが欲しい初心者Webライターは、3つの方法で苦痛を軽減できる可能性があります。
SNSを利用して、同じWebライター仲間を集うと繋がりから仕事が貰える可能性も。
「ライター組合」や「ライターゼミ」など、Webライターのオンラインコミュニティへの参加もおすすめです。
他の人と作業するときは、会話に夢中になって作業がおろそかにならないように注意しましょう。
会社員が未経験からWebライターをするときの注意点!
未経験からWebライターをはじめる会社員の方が注意すべきポイントが、3つあります。
3つだけおさえれば、Webライターでの大きな失敗は避けられるはずです。
自己管理能力が必要になる
副業でWebライターをするには、自己管理能力が必要です。
Webライターは病気や怪我で作業できない場合、報酬は0です。
それどころか納期に遅れてしまえば、クライアントの信頼を失いかねません。
仕事と健康の管理をしっかり行い、真摯に仕事に取り組むことが大切です。
仕事だという自覚を持って取り組む
副業とはいえ、Webライターも仕事です。
画面の向こうには、文章を通じて家族や会社を支えている人間がいます。
仕事には真摯に取り組む姿勢を忘れないようにしましょう。
中途半端な気持ちではじめ、途中で仕事を放棄する人も多いのがWebライターの現実です。
当たり前のことですが、仕事には責任がともないます。
会社で副業が禁止されていないかチェックする
会社員の方が副業でWebライターをはじめる場合は、会社で副業が禁止されていないか調べてみましょう。
ただし、就業規則で副業が禁止されていても本業に支障をきたさなければ、法律上は問題ありません。
副業禁止の会社でWebライターをはじめたい場合は、下記の4つに注意しましょう。
確定申告を自分で行っていれば、副業が会社にバレるリスクを最小限におさえられます。
仮に副業が会社にバレてしまっても、会社に損害を与えていない場合は解雇される心配はほぼありません。
Webライターに向いているのはこんな人!
Webライターには、向いている人と向いていない人がいます。
Webライターに向いている人の特徴と向いていない人の特徴を箇条書きでまとめました。
あくまでも、Webライターに向いている人と向いていない人の傾向なので、当てはまるからといって「絶対に無理」ではありません。
向き不向きを知って、対策を立てることが何よりも大切です。
Webライターを専業にしたら人生詰む!?実際にやってみた
「Webライターなんて、オワコンだからやめとけ」なんて噂も耳にしますよね。
私は現在Webライターで稼いでいますが、普通に生活しているし将来への展望もあります。
結論、Webライターは、まだまだ将来性のある仕事です。
「会社を辞めて高額なWebライタースクールに入会し、詐欺案件を2~3件連続で引いてあきらめた。」
なんてことになれば、確かに「人生詰んでる」かもしれません。
Webライターをはじめて「人生詰んだ…」なんてことにならないための鉄則を、3つご紹介します。
Webライターは敷居が低いため、はじめる人も辞めてしまう方も多いです。
コツコツ続けていれば、ライバルは徐々に減っていきます。
また、WebライターはAIに取って代わられるという噂もありますが、AIには代わりができない分野が多いことも事実です。
実際に仕事をしている実感としても、Webライターはまだまだ未来のある職業だと感じています。
Webライターを始める方からのよくある質問
これからWebライターをはじめる方がよく検索しているKWを元に、気になっている情報をまとめました!
Webライターの平均年収は?
Webライターの平均年収は、450万円〜630万円前後です。
労働形態 | 年収 |
---|---|
正社員 | 約450万円 |
フリーランス | 480万円〜630万円 |
正社員Webライターの給料は月換算38万円前後と安定していますが、フリーランスWebライターの年収は月換算40万円前後~53万前後と安定していません。
不安定な分年収は高いため、本気で取り組むならフリーランスがおすすめです。
(ただし、稼げている人と、稼げていない人の差も激しい)
専業でフリーランスのWebライターを目指す場合は、収入の不安定さを加味して動きましょう。
参考:うだたつや
主婦や会社員でも本当にWebライターとして稼げる?
主婦や会社員が、副業のWebライターでお金を稼ぐことは難しくありません。
副業でWebライターに取り組む場合は、家事や仕事で身につけた強みを引き出すことを意識しましょう。
主婦は家事で培ったマルチタスクが副業に生きてきますし、営業職であれば商品をおすすめするスキルはWebライターに必要不可欠です。
技術職に就いている場合は、専門性を活かした執筆で高単価な案件も狙えます。
SEOライターに挑戦したけど、センスがない…。
SEOライターに必要な能力は「分かりやすい文章」です。
もちろん、SEOライターにもある程度の文章力は必要ですが、分かりやすい文章には決まった型があるのでセンスはあまり問われません。
FREP法やPASNA法など文章の型を学んでライティングに活かせば、スムーズに文章が書けるようになります。
まずは案件をチェックしてイメージを膨らませよう!
働きながら副業としてWebライターに取り組んだとして、月3万円という金額はあなたにも決して到達不可能な金額ではありません。
右も左も分からないという方は、クラウドソーシングサイトに登録して案件の全体像だけでも掴んでみましょう!
初心者向けの案件が豊富なので、上記の2社がおすすめです!
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