5~7月に収穫時期を迎える梅。
梅干しに梅酒、梅ジャムに梅シロップ。
使い方も豊富でワクワクします。
今回は、そんな梅の活用術の内、梅シロップの作り方をご紹介。
備忘録兼、思い出として残します。
梅シロップに必要なものは道具も含めて、たったの5つ。
記事の後半では、梅の色や冷凍の有無による味の違いや
ちょっとした雑学も掲載しているので、ぜひ読んでいってください!
梅シロップのレシピ
材料
調理時間目安:30分~1時間(漬け込む時間は除く)
梅
氷砂糖
瓶
布巾・キッチンペーパー
爪楊枝・竹串
1kg
1kg
3~4㍑
どちらか
どちらか
前準備(瓶の煮沸消毒)
梅を漬ける前に、梅が細菌で腐ってしまわないように瓶を熱湯で消毒します。
瓶にいきなり熱湯をかけると、急な温度変化で瓶が割れる原因に。
60~70℃ぐらいのお湯をかけた後、熱湯で消毒するのがポイントです。
瓶の湿気は梅がカビてしまう原因になります。
水気を拭き取り、瓶をしっかり乾燥させてから梅シロップを作りましょう。
梅シロップの作り方
もちろん、購入した梅でもOK。
可能であれば青い梅がベストですが、また違った味で味わい深く楽しめる。
梅の黒い斑点は、無農薬の梅の特徴。
傷が多い梅は、梅ジャムにするのがおすすめ。
梅の収穫は、宝探し感があってワクワクする。
ヘタを取らないとエグみが出るとか、カビの原因になるとか。
ヘタを取らないレシピも存在するので、無理に取る必要もないのかも。
実を食べたい場合は、ヘタが口に残らないようにしっかり取っておくといいでしょう。
ヘタが綺麗にとれると、めちゃくちゃ気持ちいい。
梅の表面についた汚れやゴミをしっかり洗い流しましょう。
ボウルに水をためて、水道水でジャーッと数回流せばOKです。
愛情を込めて、しっかり洗ってあげます。
梅の水気は梅がカビてしまう原因に。
清潔な布巾やキッチンペーパーで、水気をしっかり拭き取りましょう。
1つ1つ、丁寧に。
瓶に梅と氷砂糖を交互に入れます。
ミルフィーユのように層を作っていくイメージで、どんどん入れましょう!
綺麗に漬かるか、ドキドキしてくる瞬間。
梅シロップが漬かるまでの2~3週間、毎日数回瓶を回すように混ぜます。
全体に梅のエキスを行き渡らせるイメージで、優しく。
焦らず、ゆっくり成長を見届けます。
完成したら、後は味を楽しむだけです!
梅シロップの保存方法
梅シロップは、瓶に詰めて正しく加熱処理後、冷蔵保存することで1年程度保存できます。
とはいえ、自宅で無菌状態の処理をするのは不可能です。
なるべく早く使い切った方が良いかも。
梅シロップの活用術!
梅シロップは、ソーダ割りで飲むだけではなくさまざまな使い方ができます。
例えば、
- 料理の砂糖代わりに
… 肉は軟らかく、サッパリとした和食に! - 牛乳で割って飲む
… ヨーグルトのような風味で夏にぴったり! - 梅のゼリー
… ちょっとオシャレなおもてなしデザートに!
鶏の手羽元煮の砂糖を梅シロップに置き換えて使うのがイチオシ。
肉が軟らかくなり、適度な甘みとほのかな香りが食欲を引き立てます。
フルーツ感は全く無いので、どんな方でも美味しくいただけるレシピです!
黄梅は使わない方がいいの?
「黄梅は使わない方がいい」なんて聞いたことがある人も多いかも。
黄梅が梅シロップ作りに推奨されない理由は、熟しているため発酵しやすいから。
一般的に黄梅は、ジャムや甘露煮、梅味噌なんかに向いているといわれていますが…。
向き不向きはあるものの、黄梅でも梅シロップは作れます。
実際に昨年梅シロップを漬けた際は、黄梅を使いました。
- 青梅
… 酸味があり、スッキリとした味わい - 黄梅
… 酸味が弱く、甘みが強く芳醇な味わい
両方漬けて、飲み比べを楽しんでもいいかもしれません。
黄梅を漬けたときに撮影した動画です。
こんな風に、黄梅でも美味しい梅シロップを作ることができました!
翌年、青梅でもシロップを作りましたが、負けず劣らず美味しい仕上がり。
あとは、好みの問題です。
梅は冷凍した方がいいの?
梅酒や梅シロップについて調べていると、梅を冷凍するレシピも数多く見られます。
梅を冷凍する一番の理由は、梅シロップが早く漬かるから。
そのまま漬けた場合と冷凍してから漬けた場合、味にはどのような変化があるのでしょうか。
- 生の梅
… 香りが主張しすぎず、まろやか。 - 冷凍梅
… 梅の香りが特に強い。
味は正直、好みによるといったところかもしれません。
作り方の違いは、梅を洗って下処理し、漬ける前に冷凍しておくだけ。
簡単ですね。
飲み比べをしてみたい方は、両方漬けてみましょう!
氷砂糖じゃないとダメなの?
梅シロップを漬ける際に使う氷砂糖。
そもそも、上白糖や三温糖ではダメなのでしょうか。
梅シロップ作りに氷砂糖を使う理由の前に、今更聞けない氷砂糖の基本について。
氷砂糖とは、サトウキビやテンサイが原料となる、砂糖の結晶のこと。
砂糖の純度がとても高く不純物も少ないため、賞味期限がないことが特徴。
今年余った氷砂糖は、翌年に持ち越して使うことができますよ。
梅シロップ作りで氷砂糖が使われるのには、主に4つの理由があります。
- 純度が高いため、スッキリした味わいを楽しめる
- 粉状の砂糖に比べ、溶け残りが少ない
- ゆっくり梅エキスが抽出され、美味しいシロップに
- 発酵による失敗のリスクが減る
とはいえ、上白糖や三温糖、黒糖などで漬けてみるのも手作りの醍醐味。
氷砂糖のシロップとは違った風味が楽しめるそうです。
一緒に梅酒も作りたい!
子ども用に梅シロップを作ったけど、やっぱり梅酒も欲しい。
そんな大人のために、梅酒のレシピもちゃんとご用意していますよ!
とはいえ、梅シロップの作り方とほとんど違いはありません。
これだけです。
今回は画像で分かりやすくサクサクっとご紹介しました。
梅酒は梅がお酒に漬かっている状態なので、混ぜずにソッとしておきましょう。
お酒を入れれば、何年でも日持ちさせることができます。
賞味期限を気にしなくていいのが魅力的。
さらに、年数を置くごとに味わい深くなっていくのだとか。
女性にうれしい「梅」の健康効果
実は、梅にダイエット効果があります。
梅には「バニリン」という成分が含まれているのですが。
これが脂肪細胞を刺激して、ダイエットに効果的なのです。
梅シロップは砂糖が多いので、取り過ぎると良くないかもしれませんが、梅干しなどはダイエットに効果的。
「バニリン」の含有量は、加熱することで20%程度アップするそう。
梅干しでダイエットしたい方には、焼梅がおすすめです。
他にも、梅には鉄分やクエン酸が豊富で、冷え性にも効果的。
冷え性や鉄不足でお悩みの方は、生活に「梅」を取り入れてみるといいかもしれません。
まとめ
梅を使ったジュースや料理は、春を感じられて幸せな気持ちになります。
実の下処理が少々面倒ですが…。
ダイエット効果や冷え性に効果的で、女性におすすめです。
日々の楽しみに梅酒を取り入れれば、幸福度アップ間違いなし!
皆さんも、梅シロップ作りで四季を感じてみませんか?
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